今さら聞けない配当権利落ちのカラクリ

✅ 配当権利落ち日と配当落調整金とは何か?

✅ 配当権利はフラットだけれども、増配になる可能性も

✅ 配当にかかる税金分も配当落ちする現実


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配当権利落ちして、いよいよ4月相場ですね!
今日もお疲れさまでした!

今日のブログは、「✅今さら聞けない配当権利落ちのカラクリ」についてお話ししましょう!

はい!お願いします!

僕も聞きたかったのでお願いします!

まずはね、今年の配当権利日について話をしよう!ちょっとこの表を見て欲しい!

【例】2022年3月末決算銘柄のケース

3/29(火)3/30(水)3/31(木)
権利付最終日権利落ち日権利確定日
約定日 今日受渡日

今日は、30日なので、昨日の売買日が権利付最終日ですよね!これって、仮に、昨日の29日に買って、今日の30日に売った場合はどうなるんでしょうか?

3月末日が決算の銘柄はね、昨日29日の権利を取っているから、明日31日の確定日を待たなくても、例えば今日明日に売却しても権利は取得できるんだよ!

そうですよね?
で、今日、例えば配当が大きかった9101日本郵船などは大きく下げましたが、権利を取った人の売りで下げたってイメージでしょうか???

そういうイメージなの方もいるかもしれないけど、厳密にはそうではないんだよね

この辺、今さら誰にも聞けないから僕も知りたいです!

難しい言葉を避けてわかりやすく書くとね、昨日までの日経先物と日経平均の金額の開きが237円くらいあったっていうのはわかるかな???

はい、先物には配当がないですし、現物には配当金があるので、その差額分が今年は237円だったということですよね!

つまりはね、権利美翌日以降は、その配当金がもらえないわけで、最終権利付き売買日翌日は、自動的に配当額分の株価が下落する仕組みなんだよね!だから、配当貰った人が売るから下がるというもの正しいけど、正解ではないんだよね!

なるほどですね~!

空売りしていた人はどうなるんでしょうか???

おっ、いい質問だね!例えば期末配当1000円を発表していた9101日本郵船で説明をしよう!これが、29日引け後の貸借倍率の内容だ

1日に約132万株の空売りが入り、信用買いは23万株減って、一気に80万株の株不足で逆日歩ってことですよね?

期末配当が1000円分だから、空売りしておけば翌日に1000円丸儲けってことですか???

X君、じつはね空売りと信用売買と配当落調整金を知っていたがいいと思うので、説明をするね!
まずね、信用取引で株式を買い建てた場合、配当を受け取る権利が得られなんだよね!

あっ、そうなんですね!今さら聞けない話でした!じゃ、全く無意味なんですかね???

このため、配当相当分の金額をね、空売りしている売り方から受け取ることができるんだよ!

そうですよね!信用買いでも何かお金を過去に貰ったことがあります!

半面、空売りした場合は、配当の相当分を信用買いした投資家に支払うことになるんだよね!
買い建ての配当落調整金は、税金分を引いた額、売り建ての配当落調整金は一般信用取引では配当と同額、制度信用取引では税金分を引いた額になるんだよ!

一般信用と、制度信用とでは、税も違うんですね!?知りませんでした!

そうそう、この配当落調整金については、詳しく知らない投資家も多いからねぇ~

ありがとうございます!ところで、この配当落ちで気を付けるべきこととかってあるんですか???

あっ、あえて言うならね、配当権利落ち日そして、権利確定日のあとになって、例えば決算発表日にいきなり増配ってってパターンもあるんだよね!!!

えっ???でもその場合の権利日って変わらずの3月29日ですか???

そう!タイムマシーンには乗れないんだよね!

事前に増配する可能性が高いパターンとかあるんですか???

おっ、いい質問だ!そもそも、配当とは、決算によって確定した繰越利益剰余金を分配することが目的でね、例えば去年まで利益があまりなくて、確定した剰余金がなかったが、今期に急激に業績が良くなった会社なんかは、この決算発表日にドカンと増配を発表することがあるんだよね!

もしかして、博多筋さん、何か助言サロンメンバーに情報提供して、仕込んでいますね???

まぁ、その答え合わせは5月9日にしよう!そしてこの配当のカラクリには、面白いネタがあってココには書き難い内容だから、今度の無料メールマガジンにズバッと解説を載せよう!

日付まで特定してる確信犯ですね(笑)

まぁ今日は、今さら聞けない配当のカラクリについてカンタンな説明をした!

じゃ、最後に何か明日の相場につながるネタをお願いします!

日銀の買いオペの増額が発表されたが、今日はその材料ではない別の材料が為替市場では話題だったが、日経先物市場は、機関投資家が節目節目を意識した売買が入ってきていた

いつもの節目ですね!

配当の再投資先物買いは明日までだろうけど、明日はリバランスの日だからこの辺に注目をして売買して欲しい!

では、最後に明日の注目株をブログランキング説明文ににお願いします!

人気ブログランキング説明文にズバッと掲載した銘柄など、小型株に資金がシフトしているから、ガツンと狙って欲しい!

「原油価格・物価高騰総合緊急対策」でどうなる物価

✅ 岸田文雄首相が、「緊急対策」を指示

✅ 逆行する日銀金融政策、公表された内容全文

✅ いよいよ東証再編!どうなる日本株!?



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岸田文雄首相は、「原油価格・物価高騰総合緊急対策」を指示したね

博多筋さん、これ緊急なのに、なぜに4月末なんですかね???

取りまとめ期日が4月末なら、実行されるのは参院選前の6月あたりだろうね!

原油や穀物が上がりだしたのは、2月末ですよ!それで、3月末になって取りまとめの指示が4月末って
日本の「緊急」経済対策は、何とも緊急性を感じないというか・・・

まったくもって、政府や国会議員には危機感がないというか・・・
まぁ、これも含めての参議院選挙対策なんだろうね!

本当に残念ですね

その結果が、投資家の参院選の投票先には大きく影響しているだろうね!

さすがに、投資家は投票行動にシビアですよね

一方で、今日は日銀が先日の日銀金融政策決定会合の内容を公表したが、こちらも今の資源高について、日本政府とも、各国中央銀行と真逆の分析を示してて、話題になっているんだよね!

そうですよね、為替がグングン円安になっている要因ですよね
具体的にどんな内容が議論されたんでしょうか???

ちょっと長いけど、全文を転記するね


日本銀行
金融政策決定会合における主な意見 (2022 年 3 月 17、18 日開催分)

Ⅰ.金融経済情勢に関する意見
(経済情勢)
 わが国の景気は、感染症の影響などから一部に弱めの動きもみられるが、基調としては持ち直している。個人消費は、持ち直しが一服している。
 先行きは、感染症によるサービス消費への下押し圧力や供給制約の影響が和らぐもとで、資源価格上昇の影響を受けつつも回復していくとみられる。
 輸入原材料価格の高騰等による家計や企業のマインド変化には注意が必要だが、わが国経済は、感染症の影響が和らぐもとで、サービス消費を中心に持ち直していくとみられる。
 最近の資源価格上昇により、わが国の交易利得は、2008 年頃と同様、悪化する可能性がある。ただし、今次局面は、感染症の影響による落ち込みからの回復過程にあるほか、いわゆる「強制貯蓄」が家計の実質所得減少のバッファーとして作用することも期待されるため、内需の耐性は 2008 年当時よりも高いとみられる。
 資源・穀物価格の高騰を受けた物価上昇に対する各国中銀の政策対応により、海外経済が下押しされる可能性がある。
 ウクライナ情勢の帰趨は、不透明な部分が多く、その内外経済への影響は不確実性が高い。国内経済には下押し圧力がかかるリスクが懸念される。 ロシアによるウクライナ侵攻で不確実性はきわめて大きくなった。資源・食料価格の上昇、地政学的リスクの顕在化は経済に
強い下押し圧力をもたらし得る。
 ロシア等に対する経済制裁を受けて、現地に投資してきた本邦企業の活動が制約を受けているが、モノやお金の流れが滞ることによる影響は時間をかけて発現することから、今後、更に制限や負荷が増える可能性がある点には注意が必要である。
 かつては保守的であった年金基金等も、低金利環境下で債券から株式などの高リスク資産に投資先を移してきた。ウクライナ情勢や欧米の金利上昇の影響によりリスク資産価格の大幅な調整が起こる場合には、そうした先にも大きな影響が及ぶおそれがある。
 女性や高齢者による労働供給の更なる増加は難しいため、経済の回復とともに中間層の賃金が上昇しやすい環境になっていくとみられる。

(物価)
 消費者物価の前年比は、携帯電話通信料の引き下げの影響がみられるものの、エネルギー価格などの上昇を反映して、0%台半ばとなっている。
 先行きの消費者物価は、原油価格の動向や政府の対応次第ではあるが、エネルギー価格の上昇を主因に、4月以降、はっきりとプラス幅を拡大し、当分の間は2%程度の伸びが続く可能性がある。
 先行き、マクロ的な需給ギャップの改善や中長期的な予想物価上昇率の高まりなどを背景に、基調的な物価上昇圧力は高まっていくとみられる。
 消費者物価の前年比は、2022 年度前半は資源価格の高騰等によって2%近傍で推移するとみられる。ただし、2022 年度後半以降は、資源価格が反落した場合における下振れリスクにも注意が必要である。
 企業がコスト転嫁する品目が拡がっているように見受けられる。これは、企業が、同業他社の動向やエネルギー価格等の上昇といった消費者に理解されやすい事情の存在により、以前よりも値上げに対する消費者の納得感を得られるだろうと考えているためとみられる。
 企業物価が歴史的な伸びを続ける中、消費者物価についても基調的な上昇圧力が徐々に高まってきているように窺われる。わが国に根付いているとみられる値上げに否定的な同調圧力が薄れ、値上げ許容度の改善が拡がっていくか注目している。
 エネルギー関連のほか、食料品等でも値上げが確認されるものの、企業物価の上昇に比べれば、小売価格への転嫁は現時点で限定的である。これは、内需の回復が十分ではなく、企業にとって製品価格へのコスト転嫁が難しいマクロ経済状況が依然として続いていることを表している。
 家計の予算制約や企業の競争環境を踏まえると、輸入原材料価格の高騰が消費者物価全体の持続的な上昇に繋がる可能性は低い。
 輸入物価の上昇による物価上昇は、家計の購買力が高まらないもとでは一時的なものに止まる。持続的な物価上昇には、賃上げによる家計の購買力の引上げが必要である。
 引き続き企業の価格設定行動や予想インフレ率に変化がみられるものの、需給ギャップや予想インフレ率の動向を踏まえると、2023 年度末に「物価安定の目標」を達成するのは難しい。
 賃金と物価の持続的な上昇には、企業の生産性向上が欠かせず、人的資本投資等によるイノベーション力の強化や、スタートアップ育成等による新陳代謝の活発化と企業の構造改革を支援する地域金融機関の取り組みが重要である。

Ⅱ.金融政策運営に関する意見
 ウクライナ情勢を受けて、国際金融資本市場では、不安定な動きがみられている。もっとも、CP・社債市場を含め、わが国の金融環境は、全体として緩和した状態にある。
 わが国では、米国や英国とは異なり、インフレ期待と賃金の上昇を伴って、インフレ率が目標の2%を継続的に上回っていくような状況にはなく、金融緩和の継続によって、感染症からの回復を支えていくことが重要である。
 わが国では、企業収益から賃上げ、設備投資増加への好循環の動きと負のショックが混在している。物価の基調が安定的・持続的に「物価安定の目標」に到達するまで金融緩和を持続し、好循環の動きを後押しするのが妥当である。
 感染症の影響に加え、ロシアによるウクライナ侵攻により先行き不透明感が高まる中、現在の金融緩和を継続し、経済・物価の動向を注視していく必要がある。
 金融政策運営にあたっては、資源価格や為替相場の変動そのものではなく、あくまでもそれらが経済・物価に及ぼす影響を考える必要があり、「物価安定の目標」を安定的に持続することを目指して緩和的なスタンスを継続することが重要である。
 ウクライナ情勢を巡る地政学的リスクの高まりを背景としたエネルギー価格等の上昇は、消費者物価を上振れさせつつ、内需を下押しする。こうしたもとでは、労働需給を改善し、賃金上昇をより強く後押しする必要があり、現状の金融緩和を粘り強く継続することが一層大切である。
 資源価格等の上昇により、インフレ率が2%を超える可能性もあるが、今後、経済・物価への下押し圧力が強まれば、デフレ再燃の危険性すらある。「物価安定の目標」の達成が危ぶまれる場合は、躊躇なく機動的に対応すべきである。
 金融政策運営では、需給ギャップと予想インフレ率を高めるべく緩和姿勢を強めることで、経済の回復と「物価安定の目標」の達成を早期に実現する必要がある。
 最近の経済・物価情勢を巡る環境変化を踏まえ、様々な可能性を想定しつつ、金融政策上の対応について考えておくことが重要である。

Ⅲ.政府の意見
(財務省)
 ロシアのウクライナ侵略には、国際社会と連携して対応している。日本経済への影響を注視する必要があるが、政府として「原油価格高騰に対する緊急対策」を取り纏め、各種対策を講じている。
 令和4年度予算は、「成長と分配の好循環」による「新しい資本主義」の実現を図るための予算としており、早期成立に尽力している。
 日本銀行には、政府との連携のもと、ウクライナ情勢や新型コロナを踏まえ適切な金融政策運営を期待する。
(内閣府)
 先般公表した 2021 年 10~12 月期GDPの2次速報を踏まえると、実質GDPの水準は概ねコロナ前の水準を回復した。
 他方で、ウクライナ情勢等を受けた原材料価格の高騰等による景気の下振れリスクには十分注意する必要があり、国民生活や企業活動への影響を最小限に抑えるべく、重層的な施策を迅速に実行する。
 日本銀行におかれても、引き続き、政府と緊密に連携し、経済・物価・金融情勢を十分踏まえ、適切な金融政策運営をお願いする。
以 上

長っ・・・

私が気になったのは、この文書なんだよね
「資源価格等の上昇により、インフレ率が2%を超える可能性もあるが、今後、経済・物価への下押し圧力が強まれば、デフレ再燃の危険性すらある。「物価安定の目標」の達成が危ぶまれる場合は、躊躇なく機動的に対応すべきである。」って書かれても、今の急激な為替と、物価の底上げが一時的であったとしても、躊躇なく機動的に動いてない感満載なのに、何を言っているんだろうかとね・・・

世界の中銀が、物価の上振れを意識しているときに、日銀は今の上振れは一過性で、その後の下振れを気にしているってことですよね・・・

そうそう、そんな「呑気」が今の世界的な円売りの要因になって、さらに国内流通の輸入材価格の押し上げにも懸念にもなっていてね~
そこに、岸田総理が、数カ月かけた緊急対策を指示しました!って言われても、昭和のコントかよって

なるほど~

この状況下で緩和を日本だけが継続して言った場合、それは単に金融取引だけの円キャリーの誘発だけになってしまって、その後の出口戦略には苦労するだろうね~

何となくですが、黒田総裁と岸田総理のこの認識のズレでもっと景気は悪化しそうですね

4月に入ると、3月の物価高騰を織り込んだ経済指標が多数出てくるだろうから、特にあまり気にもされていない4月の日銀金融政策決定会合のフォワードガイダンスについては、注目しているだよね~

しかし、日本株、本当に強いですね!
取引もこのまま買いだけで攻めてても大丈夫なんでしょうか???

国策に売り無ってところだろうけど、しっかりヘッジ(保険)をかけて、4月も利幅取りをするしかないね!

そういえば、もう配当権利取り日だったので、明日からは実質的に4月相場ですね

明日は、相当程度の配当再投資の先物買いが入ってくるんだろうけど、3月末のリバランスもあるし、4月4日からの東証再編もあるし、一つひとつ分析していたら、なかなか振り回されやすいかもね

こういったときに、どのような売買をしたらいいのでしょう???

一般的には、新興株などの小型株で勝負なんだろうね
今日もマザーズコアは5%強の上昇だったし

なるほどですね!
今日はですね、博多筋さんに聞きたかったんですが、4日の市場再編て全く何も想像がつかないんですが・・・・

まぁ、これだけの大規模再編は過去に例がないからね~
助言サロンメンバー全員で、情報交換や、共有してこの大再編を、大きな利益に変えたいね!

そっか、投資家仲間での情報交換ってことですね
最後に、博多筋さん明日、明後日の相場で留意すべきことがあれば教えてください!

バイデン大統領による企業や高所得の家庭を対象とする2兆5000億ドル(約310兆円)の増税計画が市場では全く無視されているが、金利上昇と、この大増税をどこまで吸収できるのか、今の2007年に酷似した状況には、注意が必要だろう!

確かに、310兆円増税でも世界株式はビクともしませんね!

最後に、ブログランキング説明文に30日の注目株を掲載しているから、見てて欲しい!あの大型配当権利日翌日の動きに注目だ!